趣味と暮らしのなんでもプチアドバイス

けれども、やはりその主なカップ酒愛飲者たちは、ある程度の年齢の方が多いというイメージがあります。カップ酒とは何かということをいまさら説明するまでも無いと思います。
事実、中高年の方が昔ながらのカップ酒を、行楽地などで飲んでいる様子を何度か見たことがありますから、あながち間違っているとは思いません。
カップ酒イコール中高年、そして男性が飲んでいる。
こうしたイメージが、つい最近までカップ酒の中に存在した、そういう感があります。

カップ酒には、先ほども言ったとおり、中高年男性のイメージがあったということで。
一体カップ酒に、いかなる変化が起きたというのか、とても気になるところではないですか。
悪い言い方をすれば、若い人にカップ酒が受け入れられなかったわけは、そうした中高年的なイメージがまとわり付いていたからということ、なのかも知れません。
酒造メーカーは、伸び悩む日本酒の需要を拡大するためにこうしたイメージを払拭することを迫られていた、のだと思います。
カップ酒のイメージ転換という大きな戦略も、やはりピンチが産み出したわけですね。
ピンチはチャンスというわけで、カップ酒がどうして人気になったのかということを考えるにしても、そこに何か問題があったということでしょう。
その転換されたイメージこそが、今カップ酒の人気を支えているといっても過言ではありません。
そしてその問題を解決するために、カップ酒のイメージ転換を図ったわけです。
それを生かす形で、パッケージングなどにも力を入れ、手頃で可愛いサイズのお酒という、新しいイメージが産み出されていったということでしょう。
カップ酒は、こうして若者に、そして女性にもその需要を伸ばしていったわけですね。